日本から始まる、新しいアメトラ。
ジャパントラッド コレクション、デビュー。
移り変わる流行の中でも常にアメトラスタイルを
愛し続け、研究を重ねてきた日本人。
そのクリエイティビティを、ブルックス ブラザーズ
200年を超える伝統と掛け合わせる。
そんなテーマのもと誕生したのが
〈JAPAN TRAD.〉Collectionです。
日本人だから表現できる
アメトラの新機軸にぜひご注目ください。
<JAPAN TRAD.>とは、
アメリカン・トラディショナルに深い造詣をもつ
日本人クリエイターと共同製作する、
ブルックス ブラザーズの
新しいカプセルコレクション。
デビューを飾る2024年秋冬には、
ビームス F ディレクターの西口修平さんを
エディターに迎えて展開します。
伝統のサックモデルブレザーを
最高の仕立て・最高の素材で
アップグレード
一見、ブランドの大定番であるサックモデルのブレザー。しかし実はこちら、日本随一のテーラリング技術を誇るRING JACKET(リングヂャケット)が製作を手がけた特別仕様です。同社の真骨頂である卓越したアイロンワークと要所に用いられた手縫いにより、体に吸い付くような着心地を叶えました。
シルエットやラペルの形など、デザインは伝統のスタイルを踏襲。しかし、肩や袖を人体の形に合わせて前方へカーブさせるなど、着心地を高める仕立てを採用しているのが特徴です。素材は羊毛のなかでも極めて繊細なエスコリアル。極上の滑らかさと仕立て映えするハリを兼備しています。
モダントラッドに
アレンジした
レップタイにも注目
今はなき「バーナーズ」社のレシピを再現した英国製シルク生地を用い、日本のハンドメイド工房で製作。BB#1ストライプなど歴史ある柄を大柄化し、モダントラッドな佇まいに仕上げています。
TIES各¥20,900 INC. TAX
TIES各¥20,900 INC. TAX
名門RING JACKET(リングヂャケット)が
製作を手がけた
正統派アメトラスーツ
RING JACKET(リングヂャケット)が製作を手がけたスーツも登場。2ボタン・ナローラペルの「クラシックフィット」を踏襲しつつ、卓越した職人技で抜群の着心地を実現しました。佇まいは正統派のアメトラ。それでいて作りは自然と身体にフィットする立体仕立て。そんなかつてないバランスの一着です。
生地はビスポークテーラーも愛好する英国ウィリアムハルステッド社製のサキソニー。上質な光沢と、柔らかな起毛感を備えています。しっかりと糸を打ち込んだウェイトのある生地ですが、ジャケットの重さを首で支える形でフィットさせることにより軽やかな着心地を叶えています。
80ʼsヴィンテージを
アップデートしたコートも
1980年代のアーカイブを参考にして製作。当時はコットン&ポリエステルが一般的でしたが、それをコットン&シルクに置き換えているのがポイントです。着込むとピーチスキンのような手触りに。
COAT¥154,000 INC. TAX
COAT¥154,000 INC. TAX
SHIRT¥41,800INC. TAX
※その他⻄⼝さん私物
極めてレアなシルク混
オックスフォードで仕立てた
ヴィンテージ仕様シャツ
フロントボタンが6つの80年代仕様を再現。さらに、最高級のシルクをブレンドしたオックスフォードクロスを採用しました。高密度に織り上げているため、上質感とともに耐久性にも優れています。シルク混シャツをしっかり着込んで、しっかり洗う……ある意味、究極の贅沢です。
SHIRT¥41,800INC. TAX
※その他⻄⼝さん私物
6ボタン仕様の魅力は、第2ボタンを開けたときの表情。首元が空きすぎず詰まりすぎずの絶妙なバランスになり、襟羽根のロールと美しくつながるところに妙味があります。ゆったりとした「マディソン(現トラディショナル)」フィットを採用し、裾が腰周りで優雅に溜まるのもポイント。
TROUSERS¥59,400INC. TAX
※その他⻄⼝さん私物
ビスポークメーカーが
製作を手がけた
クラシックトラウザーズ
他アイテムと同様、ベースはブルックス ブラザーズの伝統に準拠。2プリーツ・ワイドシルエットの「トラディショナル」フィットをフィーチャーし、製作はビスポークブランドのイガラシ トラウザーズに依頼しました。切れ上がった内股からストンと落ちる美ラインはパンツ専業メーカーならでは。
TROUSERS¥59,400INC. TAX
※その他⻄⼝さん私物
ウエストはベルトレスのサイドアジャスター仕様。クラシックな腰周りとワイドなシルエットが相性抜群です。仕立てパンツを核とするイガラシ トラウザーズの作だけに、作りのよさは折り紙つき。入念なアイロンワークで立体的に仕立てることで、ワイドながらダボついて見えません。
王道のグレーや
ベージュパンツも
アメトラの大定番であるグレーフランネルやベージュコットンもラインナップ。グレーは日本が誇る毛織物の名産地・尾州産のウールを、ベージュはガシッとした厚手のチノクロスで仕立てています。
⻄⼝修平
1977年生まれ。2014年よりビームス F ディレクター。テーラリングから古着まで幅広い分野に造詣が深く、その知見を生かした独自の服作りやスタイル提案で高く評価されている。
Instagram@shuhei_nishiguchi
“わかりやすい刺激より、
つい手が伸びる心地よさ。
そんな価値を
表現したコレクションです”
西口さん
ブルックス ブラザーズは、私がクラシック・クロージングに目覚めた20代前半のころから大好きなブランド。振り返ってみると、私にとってポロカラーシャツに初めて袖を通した瞬間が、“大人の装い”の原体験だったと思います。以来私のなかで、ブルックス ブラザーズの輝きが失われたことはありません。永遠の憧れともいえる存在ですね。
今回<JAPAN TRAD.>のエディターを務めるにあたって、“新世代のトラッドを表現してほしい”というテーマをブランドから伝えられました。しかしコレクションをご覧いただけばわかるとおり、ブルックス ブラザーズの伝統から外れるようなアイテムはひとつとしてありません。今までに見たこともないようなものを拵えるよりも、ブランドの歴史に最大限の敬意を払いつつ、その価値を私なりに高めたアイテムを提案したい。一見わかりにくくても、それがブルックス ブラザーズの真髄を新世代に受け継ぐ最善手だと考えたためです。
1818年から続くレガシーの価値をいかに高め、新世代のトラッドとして表現するか。考えた末に辿り着いた結論は、私が理想とするクオリティを突き詰めることでした。最高峰のファブリックメーカーが手がけた素材を厳選する。それを、世界に誇る日本のファクトリーと協業して形にする。私が長年ディレクター・バイヤーとして磨いてきた、着心地のよさと美しい着姿を実現するためのノウハウを惜しみなく凝縮しています。
シルエットやカッティング、全体のデザインなど、一見したときの佇まいはブルックス ブラザーズの伝統的スタイルを忠実に守っています。でも、実は素材が違う。作り手が違う。構造が違う。こうした“わかりにくいアップグレード”こそ、私のコレクションにおける最大のキモなのです。実際手に取り、袖を通していただければ、確かな違いを感じていただけるはずです。
奇をてらった刺激よりも、ふとしたときに感じられる新しさ。気づけばつい手を伸ばしたくなる、奥行きのある心地よさ。私が考える“いい服”の条件とはそのようなものです。そんな意味において、今回の<JAPAN TRAD.>は“いい服”ぞろい。そう自信をもっておすすめできます。