THE REP TIE

レップタイ

右下がりの縞柄はブルックス ブラザーズ製の証

胸元に伝統と清潔感をもたらすストライプのレップタイ。今やアメリカンクラシックに欠かせないアイテムですが、そのネクタイをファッションとして生かしたのはブルックス ブラザーズが最初でした。

レップタイは光沢ある畝織りの生地で作られたネクタイのことで、代表的な柄としてレジメンタルストライプの縞柄があります。そのルーツは19世紀の英国の連隊(レジメント)までさかのぼります。自分たちが所属する軍隊の証として締めていたレジメンタルストライプのタイにブルックス ブラザーズの社長が注目し、米国に紹介したのです。実はその際にひと工夫を社長は加えました。縞の向きを逆にしたのです。ですからブルックス ブラザーズのストライプは、縞が右下がりになっています。

英国の定番であるレジメンタルストライプのタイをアメリカ流にアレンジしたのですが、独創的な色使いと相まって紹介されると瞬く間に流行になりました。今でも各国の政治家やビジネスパーソンに愛用されるネクタイです。

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