アメリカで初めてシアサッカーの服をデザイン
夏に欠かせない素材と言えるのが「シアサッカー」です。「シアサッカー」は、少なくとも18世紀にはインドで織られていた生地で、語源はペルシャ語の「ミルクと砂糖」を意味する「シーロシャカー」から。その言葉が転じて「しぼ」「縮れ」という意味するように変化、英語圏に入って「シアサッカー」と呼ばれるようになりました。
夏に欠かせない素材と言えるのが「シアサッカー」です。「シアサッカー」は、少なくとも18世紀にはインドで織られていた生地で、語源はペルシャ語の「ミルクと砂糖」を意味する「シーロシャカー」から。その言葉が転じて「しぼ」「縮れ」という意味するように変化、英語圏に入って「シアサッカー」と呼ばれるようになりました。
この「シアサッカー」はブルックス ブラザーズの夏のアイコン的な素材です。今からおよそ100年前、1920年代にブルックス ブラザーズは、アメリカのメーカーとして初めて「シアサッカー」を取り扱いました。第一次世界大戦後で、アメリカが「黄金の20年代」と呼ばれていた頃です。そしてその後、1935年にシアサッカーのスーツが登場。夜ごと繰り広げられるパーティシーンを含め、暑い夏でもジャケットを着用することがドレスコードだったアメリカで、「シアサッカー」の生地が注目を浴びました。
生地に凹凸があることで直接肌に触れる面積が少なく、清涼感とドライタッチを得ることができます。軽く、洗濯後もアイロンをかけることなく着られることも大きな特性です。今で言えば「イージーケア」な生地で、瞬く間に「シアサッカー」はアメリカで多くの人々に受け入れられ、現在にいたるまで夏のワードローブの主役の座を守り続けています。
現在でもブルックス ブラザーズでは多くの「シアサッカー」のアイテムを作っています。メンズコレクションではジャケットやトラウザーズの単品、シャツなども展開。ウィメンズコレクションではジャケット、パンツ、スカートからワンピースまで、バラエティ豊富なアイテムを揃えています。
クールビズや夏のカジュアルスタイル、旅行などにも最適。清潔感と涼しげな印象、加えて快適な着心地といった三位一体の特性を持った「シアサッカー」は、夏のブルックス ブラザーズのコレクションに欠かせません。