ARGYLE

アーガイル

ダイヤモンド柄のアーガイル柄はブルックス ブラザーズによってアメリカへもたらされた

交差する対角線で二等分されたダイヤモンドが重なった模様──これがアーガイルの特徴です。いくつかの説がありますが、この柄の由来はスコットランドのアーガイル地方の氏族だったキャンベル家が使っていたタータンチェックがルーツと言われています。

ちなみに英語では「argyle」とも「argyll」とも綴りますが、キャンベル家の分家の初代アーガイル伯爵が使っていた綴りがLを重ねたもの、「argyll」だったそうです。

ロングタイプのアーガイルソックスは長い間ゴルファーに愛用されていましたが、1949年、当時のブルックス ブラザーズの社長であったジョン・C・ウッドが、友人のゴルファーが履いていた特徴ある手編みのソックスに見惚れてしまいました。これがブルックス ブラザーズとアーガイルソックスの出逢いです。

ウッドはこのアーガイルの模様に注目して、アメリカの小売り業者としては初めてアーガイル模様のロングソックスの製造を始めます。最初のソックスは1952年に発売され、お洒落なニューヨーカーたちはすぐにこの特徴あるソックスに飛び付き、当時のファッションにおけるマストアイテムとなり、ブルックス ブラザーズのベストセラー商品のひとつになりました。

以来、アーガイル柄はアメリカンスタイルの支柱的な存在にまで成長し、ブルックス ブラザーズの多くの顧客に好まれました。ネクタイはもちろんのこと、セーターからスカートまでたくさんのアイテムにこの柄が採用されましたが、アイコニックなアーガイル柄のソックスは今でも人気で、店頭でも容易に見つけられるでしょう。

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