男性なら一度は憧れるポロコートを主役に、高級感漂うスタイリング。今期テーマである"Penthouse"×"Japan Trad"のメランジュも同時に狙いました。

"Penthouse"では、芸術活動が盛んになったアメリカで、それら一連の流れを優雅に愉しんでいた富裕層の装いを参考にしています。彼等は素材に拘り、洗練されたモノトーンな洋服をよく好んだのだとか。

弊社の代表的アイテムのひとつであるポロコートは希少価値の高いキャメル（ラクダの毛）を、紺色に染め上げました。柔らかい手触り、適切な暖かさ、そして重厚な一着です。決して過言ではなく一生物。いつかは手にしたいですが今後ますます、希少性が高くなることは間違いないでしょう。

インナーにはカシミヤを混ぜ首元の違和感もありません。腕周りにゆとりがあるのも嬉しいです。ネイビーの糸がさり気なく使われているのも粋です。

ボトムスには、"Japan Trad"シリーズより肉厚なフランネルを用いたトラウザーズを選びました。腰回りに吸い付くような穿き心地で、毎年冬が来ることが待ち遠しくなりそうです。

キャメル、カシミヤ、フランネル。素材に目を光らせてご自身のワードローブに新たな風を吹かせてみてはいかがでしょうか。長く愛されてきたアイテムは歴史をも、身に纏っているようで心躍ります。